素焼きのディフューザー(三日月屋特製)

店舗 siika(シーカ)のために作られた素焼き。
siikaのお隣、三日月屋さんにお願いして、一緒に何度も試作を重ねて完成したものです。


古来の紋様を日本・海外問わずに探し、始まりと終わりがない永遠を表すケルティック紋様を選び、型を作りました。

天然のエッセンシャルオイルを一滴垂らして香りをお楽しみ下さい。
香りの持続時間は人によって感じ方が異なります。

精油は時に垂れてしまうので、お皿に載せておくと安心です。

釉薬は使われていません。
土を焼いたままの素焼きの自然な茶色です。お部屋の雰囲気を選ばず、どんな場所にもすんなりと馴染みます。



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■ 土のこと(三日月屋より)

兵庫県三木市吉川町で山田錦という酒米を作っていた米農家の親戚がいます。山田錦はつくるのが難しいのだけど、品評会でいちばんいい賞を取るような、とってもおいしいお米をつくる人。わたしが陶芸をしていることを知って『うちの裏山で粘土質の土がとれる』と厚意で持ってきてくれたのが今回の土。使えるかわからんけど〜って言いながら丁寧に包んで持ってきてくれた土が、なんかいい仕事をする人の佇まいで、包みをみながらうれしくなったのが今年の1月頃。

土づくりもいろいろ方法があるのですが、今回は水簸(すいひ)というやり方を試すことにして、まずは原土から木の根や砂利を手で取り除いて、砕いて、水を加えて液状にしたものをザルで漉して、ゆっくり時間をかけて水気を切って、ひとまとまりにできるくらいまで干したものを練って、半年ほど寝かせていました。粘土は掘ってきたそのままでは使えないので。

うつわを作る、かたちを作ることができるというのは、土が生きているからできること。生きていた何かが風化して土になり、微生物たちの力でうつわのかたちが保てるだけの粘土になります。生きた粘土も使い方によって死んでしまう。だけどしばらく寝かせていると微生物の力でまた元気になります。

生きてるものを扱っているなあとか、あらゆるものはただ自然から借りてきてるんだなあとか、うつわは作ってるようで自分の力でできるわけじゃないなあとか、そういうことを改めて教えてもらった土づくり、でした!

販売価格 1,320円(税120円)
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